“Live with nature. / 自然と共に生きる。”を掲げ、軽井沢・伊豆・ニセコなど全国を拠点に展開するSANU 2nd Home。SANU 2nd Home for Businessは、その拠点を従業員の福利厚生として利用できる法人向けサービスです。 都市で働く社員にとって、自然のなかで過ごす時間は、どんな変化をもたらすのか。「SANU 2nd Homeのある会社」は、導入している企業に、そのリアルな声を伺うシリーズです。 第2回は、「Goldwin(ゴールドウイン)」や「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」など、数々のスポーツ・アウトドアブランドを展開するゴールドウイン。同社が掲げるパーパスは、「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」。アパレル事業にとどまらず、富山県南砺市での自然公園事業など、人と自然の新たな関わりを生み出す取り組みを進めています。 そんな同社が大切にしているのが、社員自身が自然に触れ、その価値を実感することです。自然のなかで過ごす時間は、社員一人ひとりの意識や仕事に、どのような変化をもたらすのでしょうか。SANU 2nd Home for Businessの運用を担当する、本社総務部の堀尾汐里さんに伺いました。
仕事と遊びに、境界線を引かない
風に揺れる木の葉の音や、鳥のさえずり。火を起こせば、薪のはぜる音が静かな森に響きます。
この日、堀尾さんは店舗で働く同期の社員と一緒に、SANU 2nd Home 南アルプス1stを訪れていました。コーヒーを淹れて映画を観て、焚き火を囲む。普段は異なる場所で働く二人が、職場を離れて思い思いの時間を過ごします。
ゴールドウインが、SANU 2nd Home for Businessを福利厚生として導入したのは2023年。以来、こうして自然のなかで過ごす時間が、社員たちの休日の選択肢のひとつになっているようです。


同社には、遊びや趣味で得た経験を仕事にも生かす文化があるといいます。その背景にあるのが、“スポーツの起源は遊びにある”という考え方。福利厚生を担当する堀尾さんは、仕事とプライベートを切り離さない同社の価値観について、こう話します。
「ワークライフバランスというと、仕事とプライベートを分けて、そのバランスを取るようなイメージがありますよね。でも私たちは、どちらもつながっているものだと捉えています。仕事で得たものが暮らしを豊かにすることもあれば、遊びや日々の経験が仕事につながることもある。相互に作用しながら全体がプラスになっていく、ひとつのサークルのような感覚なんです」

実際に同社では、キャンプや登山、スノースポーツなど、社員がフィールドで得た経験を、商品・サービスの企画や店舗での接客にも役立てているといいます。
刻々と変わる天候や気温、野生動物への備え。自然のなかでは、思い描いていた通りにいかない場面も少なくありません。何が必要で、何があれば心強いのか。そうした現地でしか得られない気づきが、ゴールドウインのものづくりや場づくりのヒントになっています。
こうして仕事と遊びが自然につながっていく。SANU 2nd Home for Businessも、その好循環を支える福利厚生のひとつです。
福利厚生を、パーパスを体験する機会に
ゴールドウインが掲げる「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」というパーパス。その実現を目指すうえで、同社は社員自身が自然を体験することを大切にしています。
「自然と共生する社会を実現するには、やっぱり自然に触れないと」と堀尾さん。
もっとも、社員全員が日頃からアウトドアに親しんでいるわけではありません。登山やキャンプを楽しむ人がいる一方、道具の準備や安全面に不安を感じる人もいます。SANU 2nd Home for Businessは、そうした経験の違いにかかわらず、社員が自然と出会う機会を広げています。
「まさに自然をしっかり感じながら安心して泊まれる“キャンプとホテルの間のような存在”です。特に子育て世帯の社員にとっては、安全面やお手洗いなどへの不安を抑えながら、子どもと一緒に自然のなかで過ごせることも魅力だったようです」


SANU 2nd Homeでは、特別な装備を揃えなくても、キャビンを出ればすぐそこに森や湖が広がります。キャンプの道具を用意したり、過ごし方をあらかじめ決めたりしなくてもいい。自然に親しむための最初の一歩が、ぐっと近づく環境です。
堀尾さんによると、アウトドアに縁がなかった社員が、ここでの一泊をきっかけに、休日にも積極的に自然のある場所へ出かけるようになったのだとか。
「キャビンはテレビもなく、余白を楽しめる空間だからこそ、景色や音、木の香りを五感で感じながら、日常とは違う時間を過ごせるところが魅力です。最初は『自然のなかで何をすればいいのかわからない』と言っていた社員も、料理をして、本を読んで、まわりの景色を楽しんで満足していました。それだけでも『また行きたい』と思ってくれたようで。特別なアクティビティをしなくても、自然のなかにいるだけでいいんだと、私たちも気づかされました」
Goldwin Members限定のオンラインコミュニティ「Goldwin Circle」では、アウトドアやスポーツ、自然をテーマに、メンバーやスタッフが体験を共有しています。登山やSANU 2nd Homeでの滞在など、誰かの投稿が新たな体験や、自然へ出かけるきっかけにもなっているようです。

一人で訪れて静かに過ごしたり、家族や同僚と連れ立って訪れたり。過ごし方は人それぞれですが、その一つひとつに「人と自然の可能性」をひろげるヒントがあると堀尾さんは話します。
なかでも、堀尾さんが印象に残っているのは、子どもと焚き火をした社員の話です。
「自然のなかで遊ぶには、自分たちで遊び方を考える力も必要ですよね。焚き火ひとつとっても、子どもにとっては、火が熱いことや、近づきすぎれば危ないことを自分の身体で知る大事な機会になります。都市で暮らしていると、そうした危険も含めて自然に触れる機会はなかなかありません。だからこそ、親子で実際に体験できることに、すごく意味があると思います」

堀尾さんがこの話を聞いて思い浮かべたのは、同社が2027年初夏の開業に向けて富山県南砺市で準備を進める自然公園「Play Earth Park Naturing Forest」のことでした。同社が目指しているのは、子どもにとっては「初めての感覚に出会い、遊びながら学べる場所」、大人にとっては「かつての楽しかった記憶を思い起こし、新たな気づきを得られる場所」。自然との対話を通じて、一人ひとりの原体験を更新していくような場を構想しています。
「SANU 2nd Homeで社員やその家族が自然に触れている様子を聞くと、私たちが自然公園で届けたい体験とも重なる部分があると感じます。子どもが好奇心のままに自然に触れ、大人もそこから新しい気づきを得る。そういう時間を大切にしたいと思っています」
SANU 2nd Homeで過ごす時間は、ゴールドウインが大切にしてきた人と自然との関わりを、体験価値として届けていくという新たな挑戦を、より具体的に思い描くきっかけにもなっているようです。
「実際に見て、触れて、感じることで初めて気付けることがある。そうした実感を、それぞれの仕事で何ができるのかを考えるきっかけにしていくことも、会社として大切なことです」と堀尾さんは話します。
自然と共生する未来を目指すからこそ、まずは社員自身が自然を知ることから。SANU 2nd Home for Businessを通じて、そんな体験の機会を社員たちに届けていきたい——。ゴールドウインは、福利厚生からも、パーパスを「掲げる言葉」から「一人ひとりの実感」へと変えていこうとしています。

SANU 2nd Home for Businessの料金プラン・拠点・導入の流れを、1冊の資料にまとめました。社内でのご検討にお役立てください。