MONの敷地は穏やかな内海に接し、潮風に晒された珊瑚石積や隆々としたアカギが鎮座する。 この奥行きのある奄美の自然と対峙する、厚みのある外壁や新たな視点場の設計を行なった。その視点場は遠く内海を見晴らし、ビロウの樹冠と重なり葉音と潮騒が協奏する。
1974年東京都中央区生まれ。歴史と地縁とみどりのある環境に憧れて谷根千エリアで一人暮らしを始め、初めて植物を購入しみどりの探究を始める。 明治大学卒業後、早稲田大学大学院(石山修武研究室)に進む。世田谷村で実践を通して建築を学び、IDÉE、UDSを経て、2009年古谷デザイン建築設計事務所を設立。家具、インテリア、建築、ランドスケープに関わる仕事を通して、それぞれの間を繋ぐみどりの力を活かす手法を体得する。植物を建築のように建て、建築を植物のように植え込めないかと考え、かつてそこにあったかのような親密な建築を作ることを目指す。